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各治験の解説 ※企業から了承が得られた情報を公開しています。

更新日 2024年7月2日

疾患名 小児がん
小児の固形がん
悪性腫瘍に対するシスプラチン投与による内耳毒性
年齢 1ヶ月以上、30歳以下
治験の選考基準
(患者組み入れ基準・適格基準)
(1)組織学的に限局性病期の固形腫瘍(神経芽腫、肝芽腫、胚細胞腫、骨軟部肉腫、髄芽腫、非定型奇形腫様ラブドイド腫瘍等)と診断された患者 (2)原疾患に対する薬物療法としてシスプラチン(1回の投与時間が6時間以内で、総投与量200 mg/m^2以上)を含む治療法を受ける予定である (3)本治験への参加について、本人あるいは未成年の場合には代諾者から書面での同意が得られている。なお、未成年に対しても可能な限りアセント文書を用いて説明し、文書によるアセントを取得する。 (4)同意取得時年齢が、主要コホートは3才以上18才以下、探索コホートは生後1か月以上2才以下と19才以上30才以下である。 (5)以下の聴力検査に係る基準を満たすこと ・3才以上の患者は純音聴力検査で500Hz、1000Hz、2000Hz、4000Hz、8000Hzでの評価のすべてが20dB以下かつ聴性定常反応(ASSR)および歪成分耳音響放射(DPOAE)が実施できること。純音聴力検査の種類は、標準純音聴力検査を原則とするが、3才から6才までで標準純音聴力検査ができない場合には純音での遊戯聴力検査測定も可とする。なお、上記の純音聴力検査での基準を満たさなかった3才から6才までの患者に限り、下記①~③の順に実施可能な検査を実施し、その評価が20dB以下であれば登録可能とする。 ①聴性脳幹反射(ABR) tone burst 500Hz、1000Hz、2000Hz、4000Hz、8000Hzで評価 ②ABR tone burst 500Hz、1000Hz、2000Hz、4000Hzで評価 ③ASSR 500Hz、1000Hz、2000Hz、4000Hzで評価 ・2才以下の患者は、 ◇条件詮索反応聴力検査(COR: Conditioned Orientation Response audiometry)が測定した音域のいずれかで25dB以下 ◇視覚強化聴力検査(VRA: Visual Reinforcement Audiometry)が測定した音域のいずれかで25dB以下 ◇ASSRが測定した音域のいずれかで20dB以下 のいずれかを満たし、治験責任医師等により明らかな聴力障害がないと判断されていること。 (6)PSが良好であること。 (7)登録前14日以内の最新の検査にて基準を満たしている。 (8)登録前28日以内の心機能検査にて異常を認めない。 (9)妊娠可能な女性患者では、登録から14日以内の検査にて妊娠反応陰性であることが確認されていること。妊娠可能な女性患者又は妊娠可能な女性パートナーを有する男性患者は、試験の期間に適切な避妊法を使用することの合意を得ていること
治験の概要

シスプラチンを投与される小児・AYA世代固形腫瘍の患者を対象として、シスプラチンによる内耳毒性を軽減するチオ硫酸ナトリウムの有効性および安全性を探索的に評価する。

治験の実施方法の概要と
注意事項
治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):無水チオ硫酸ナトリウム 治験薬一般名(英 語):-

治験のフェーズ
第2相
臨床試験ID
治験名

小児・AYA 世代に好発する悪性腫瘍に対するシスプラチン投与による内耳毒性を軽減するチオ硫酸ナトリウムの第Ⅱ相試験

治験依頼者
(企業・病院)
医師主導治験
治験実施企業問い合わせ先
病院名

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