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各治験の解説 ※企業から了承が得られた情報を公開しています。

更新日 2024年11月13日

治験依頼者
ファイザーR&D合同会社
疾患名(jRCTに掲載) 【前立腺がん、精巣腫瘍】などの男性特有のがん
前立腺がん
転移性去勢抵抗性前立腺癌
管理ID(治験ID)
治験名

アビラテロン酢酸エステルによる治療歴を有する転移性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象に,PF-06821497(MEVROMETOSTAT)とエンザルタミドの併用投与をエンザルタミドまたはドセタキセル単独投与と比較検討する第3 相,無作為化,非盲検試験(MEVPRO-1)(治験実施計画書番号:C2321014)

治験のフェーズ
第3相
問い合わせ先

ファイザーR&D合同会社

治験情報窓口担当 メール:clinical-trials@pfizer.com

治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:PF-06821497 治験薬一般名(日本語):- 治験薬一般名(英 語):-

PF-06821497は、ヒストン等のメチル基転移酵素であるエピジェネティック制御因子EZH2の働きを阻害することで、がんの増殖を抑える効果が期待されます。

治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):エンザルタミド 治験薬一般名(英 語):enzalutamide

前立腺がんは男性ホルモンであるアンドロゲンの影響を受けて増殖します。エンザルタミドはアンドロゲン受容体(AR)へのアンドロゲンの結合を阻害、ARの核内への移行、およびARとDNAの結合を阻害し、前立腺がんの増殖を抑制します。

治験成分記号:- 治験薬一般名(日本語):ドセタキセル 治験薬一般名(英 語):docetaxel

ドセタキセルはタキサン系の点滴製剤で,ドセタキセルは微小管に結合することで脱重合を阻害し,腫瘍細胞の分裂を阻害するので,前立腺がんの増殖を抑制します。

治験の概要

この治験は、アビラテロン酢酸エステルによる治療歴のある転移性去勢抵抗性前立腺癌患者さんを対象としてPF-06821497 とエンザルタミドの併用投与をエンザルタミドまたはドセタキセル(化学療法)のいずれかの単独投与と比較し安全性と有効性を評価する治験です。

この治験では、以下の条件にあてはまる方を対象としています。

・参加に同意される時点で18歳以上の男性の方。

・去勢抵抗性前立腺がんと診断され、癌の進行が一定の基準を満たしている方。

・骨または軟部組織の転移性病変のある方。

・過去の治療でアビラテロン酢酸エステルの投与を受けたことがある方。

・全身状態の指標(ECOG パフォーマンスステータス)が基準に合致している方。

・前治療による影響が一定の範囲内まで回復している方。

・この治験で予定される来院や服薬スケジュールを守っていただける方。

ただし上記以外にも条件があり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

治験の実施方法の概要と注意事項

本治験ではランダム化は行われず、治験への参加に同意された後、専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方に治療薬が投与されます。なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。 また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。

病院名

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