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各治験の解説 ※企業から了承が得られた情報を公開しています。

更新日 2025年3月7日

治験依頼者

日本セルヴィエ株式会社

疾患名(jRCTに掲載) 【肺がん、乳がん】などの胸部のがん
肺がん
【胃がん、大腸がん、食道がん】などの消化管のがん
食道がん
【肝細胞がん、膵臓がん】などの肝臓・胆のう・膵臓のがん
膵臓がん
【膀胱がん、腎細胞がん】などの腎・尿管・膀胱のがん
膀胱がん
進行性/転移性MTAP欠失固形癌患者
管理ID(治験ID)
治験名

肺がん、膀胱がん、膵臓がん等で見られる遺伝子欠失の一つであるメチルチオアデノシンホスホリラーゼ(MTAP)欠失を有する固形癌で標準治療が適応とならない方を対象とした臨床試験

治験のフェーズ

第1-2相

問い合わせ先

窓口:日本セルヴィエ株式会社 開発本部 臨床開発部、連絡先:clinicaltrials.jpn@servier.com

治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:S095035 治験薬一般名(日本語):- 治験薬一般名(英 語):-

S095035は、腫瘍細胞内でメチオニンアデノシルトランスフェラーゼ2A(MAT2A)と呼ばれる酵素を阻害します。MAT2Aを阻害することでSアデノシルメチオニン(SAM)という物質の濃度を下げ、その結果、細胞増殖が障害され、腫瘍増殖の抑制につながると考えられます。

治験の概要

本治験の目的は、進行性/転移性メチルチオアデノシンホスホリラーゼ(MTAP)ホモ接合性欠失の固形癌患者においてS095035の安全性及び忍容性を評価し、推奨用量(RD)及び/又は最大耐量(MTD)を特定することです。本治験では、➀組織学的に確認された進行性/転移性固形癌を有し、前治療後も進行が認められること。②標準治療が適応とならないと考えられること。③腫瘍組織中にMTAPホモ接合性欠失を有すること。④サイクル1のDay 1前及び治療中に新たに採取した腫瘍生検を提供できること。⑤治験薬初回投与前7日以内の評価で、十分な血液学的、腎機能、肝機能を有すること、などの条件を満たす方を対象としています。

ただし他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門医による医学的判断が必要となります。本治験で用いられている治験薬S095035(MAT2A 阻害剤)は、新しい薬で、まだどこの国でも承認されていません。

治験の実施方法の概要と注意事項

本治験ではランダム化は行われず、専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方には治験薬が投与されます。本治験薬で投与されるS095035は、安全性・有効性が確認されていないため、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けて頂く必要があります。

病院名

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