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各治験の解説 ※企業から了承が得られた情報を公開しています。

更新日 2024年5月16日

治験依頼者
ファイザーR&D合同会社
疾患名(jRCTに掲載) 【肺がん、乳がん】などの胸部のがん
乳がん
【乳がん、子宮頸がん、子宮体がん】などの女性特有のがん
乳がん
エストロゲン受容体陽性/ヒト上皮増殖因子受容体 2 陰性の進行または転移乳癌
管理ID(治験ID)
治験名

18歳以上のER陽性/HER2陰性の進行または転移乳癌患者を対象として,経口タンパク質分解誘導キメラ分子であるvepdegestrant(ARV-471/PF-07850327)とPF-07220060を併用投与したときの忍容性,PKおよび抗腫瘍活性を検討する安全性および有効性に関する第1b/2相,非盲検介入試験(治験実施計画書番号:C4891026)

治験のフェーズ
第1-2相
問い合わせ先

ファイザーR&D合同会社

治験情報窓口担当 メール:clinical-trials@pfizer.com

治験成分記号
(治験薬一般名)
(作用機序情報)
治験成分記号:PF-07850327 治験薬一般名(日本語):- 治験薬一般名(英 語):vepdegestrant

vepdegestrantは、エストロゲン受容体(ER)の分解を誘導するPROteolysis-TArgeting Chimera(PROTAC?)であり、ER陽性/ヒト上皮増殖因子受容体2(HER2)陰性の局所進行または転移乳癌患者の治療薬として開発中です。vepdegestrantは、E3リガーゼを動員してERをユビキチン化することで作用し、プロテアソームを介してERを分解します。

治験成分記号:PF-07220060 治験薬一般名(日本語):- 治験薬一般名(英 語):-

PF-07220060は、ER陽性の進行または転移乳がんを含むがんの治療薬として開発中の治験薬で、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4という細胞分裂を調節する酵素を阻害することで、がん細胞の成長を遅らせたり、止めたりする作用があります。

治験の概要

本治験の目的は、ER陽性/HER2陰性の進行乳がんの治療においてvepdegestrantをPF-07220060と併用した時の効果や安全性を調べることです。この治験では、以下の条件にあてはまる方を対象としています。

1. スクリーニング時点で18歳以上の方

2. 適切な方法による避妊に同意いただける方

3. 予定されているすべての来院、治療計画、臨床検査、生活習慣の注意事項およびその他の治験手順を守っていただける方

4. 乳がんと診断され、進行または転移が認められる方で、手術による切除または放射線療法が適応とならない方

5. 進行または転移性疾患に対する前治療について、この治験に参加いただける基準をすべて満たしている方

6. 全身状態の指標(パフォーマンスステータス)が基準に合致している方

ただし他の条件も多数あり、本治験に参加していただけるか否かは専門家による医学的判断が必要となります。

治験の実施方法の概要と注意事項

本治験では、ランダム化は行われず、専門家による医学的判断の結果、登録の条件を満たす方に治験薬が投与されます。なお、本治験の治験薬は有効性・安全性が確立していないもので、それらの評価を厳密な管理のもとに行う段階です。また、実施する治験薬の副作用が生じうるリスクがあり、治験への参加に伴う検査内容・検査方法等の詳細を含め、本治験への参加の可能性がある場合には、治験実施医療機関において直接説明を受けていただく必要があります。

病院名 jRCTを参照

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